最近は目立った購入物もなく、Review対象が無かったのであるが
先日幸いにも手に入れた iPod photo 30GB model のレビューを
行うこととする。

さて、ご存じの通り私は以前からの iPod ユーザーでありiMac,
iBookG4 とiPod に対する環境は Mac OS X である事を先にお
断りしておく、別途 PC(Windows XP)環境もあるのだがiPod p
hoto が持つ機能を最大限活用する為PC環境でのテストは今回
は行わない事とした。
□梱包品は以下の通り。
・iPod 本体
・USB2.0 接続ケーブル
・AC アダプター(USB形状)
・インナーイヤー型ヘッドフォン(白)

iPod の最大の魅力はデザイン性の高い筐体である。表側は白の
ポリカネートと思われる素材で作られており透明度の高い仕上
がりである。裏側は金属のダイキャストが綺麗に磨き込まれて
おり金属光沢が非常に美しい。この筐体の美しさを保つために
は別途シリコンケースなどの保護ケースの購入が必要であろう。
□iPod photo 30GB のシステムスペック
・容量:30GB
・バッテリー:音楽再生最長15時間
フォトスライドショー最長5時間
・ディスプレイ:2インチ(対角) 65,536色カラーLCD
・充電時間:約5時間(3時間で80%充電)
・オーディオフォーマット:AAC、プロテクト付きAAC、MP3、
MP3 VBR、Audible、Apple Lossless、WAV、AIFF
・Photoサポート:JPEG, BMP, GIF, TIFF, PNG
・サイズ:103.5x61.8x16.1mm
・重量:166g
iPod mini のサイズが[ 91.4x50.8x12.7mm 重量103g ]であり、
比べて iPod photo 30GB は二回りほど大きくなった感じである。
スーツの胸ポケットにギリギリで収まる大きさであるが実用で
は別の収納先を探すこととなるかもしれない。また動作時の
HDD の振動が少しばかり感じられた、iPod mini ではほとんど
感じられなかった動作時の振動であるが、やはりHDDが大きめ
のものを実装しているためディスク回転による振動も大きいの
であろう、これは特に気になるほどのものでは無いため気にと
める必要はないと思われる。
肝心の音楽再生機能であるが十分に良い音質であり携帯音楽プ
レイヤーとしての機能に不備は全くない。手持ちの iPod mini
と聞き比べを行ったのだが大した差異は感じられなかった。
(同等のチップを使用しているのかも知れない。)
ディスプレイは2インチ高解像度カラー液晶を使用している。
iPod mini と操作画面・インターフェースは変わらないので
操作に戸惑うことはない、ただし高解像度ディスプレイに対し
フォントが滲んでいる様に感じられるのは残念である。フォン
トを除く画面表示は高解像度の恩恵を受けており付属ゲームの
ソリティアは綺麗な画面で楽しめる。
さてiPod photo ならではの機能である写真の表示であるが、多く
の人から「あの小さな画面で写真を表示してなにが面白いのか?」
との厳しい意見が寄せられていた。確かに使用してみた感覚でも
”キラーアプリとなる魅力ある機能ではない”と判断できた。
特に私のようなデジカメを片手に小旅行の旅に出る者ならいざ
知らず、一般の家庭ではカメラで写真を撮る機会は携帯付属のカ
メラで済ませてしまうことが多いと思われる。同じ携帯物である
だけに、あえて収納元を変えるメリットは感じられない。
また iPod 使用時はポケットなどの収納先に収まった状態であると
想定される為、少々矛盾を含む機能であるとも言える。
驚くべき事は photo 機能の操作レスポンスの良さである。通常
この手の機器においては画像データーの読み込みに数秒の時間
を割かれレスポンスの悪さに参ってしまうのであるが、iPod ph
oto では高いレベルでのレスポンスの良さを提供している。
その代わりと言っては何だが iPod photo への取り込み時に画像
を縮小する作業が含まれるためデータ移行作業時間はある程度
の時間を必要とする。
さて肝心の液晶の表現力であるが十分な明るさとコントラスト
を提供しており”きれい”に写真を表示することが可能である。
しかしながら多人数で狭い画面を覗くことを考えると視野角度
が不足しており多人数で写真を見る場合は手渡しで iPod を回覧
することとなるだろう。
残念ながら新ラインナップとなって多くのオプションが別途購入
オプションとなってしまった為、スライドショー機能を使いTVへ
出力する為には別売りのAVケーブルが必要となる。今回はテスト
が行えなかった為、この機能についてはレビューは省かせて頂く。
iPod Camera Connector (¥3,400)のオプションを活用すればUSB
マスストレージ対応のデジカメ(もしくはカードリーダー)から
画像ファイルを iPod 単体で吸い出す事が可能となるらしい。
こちらは購入予定であるので購入次第別途レビューを行いたい。
またこれは多くの知人から意見が寄せられたのだが Windows 環境
ではシステム要件として Windows 2000 SP4、Windows XP SP2 で
ある事が要求され Windows 98 環境では使用出来ないので注意が
必要である。
総論として、iPod photo の機能は必要十分な機能を備えた完成度
の高いモバイル・オーティオ機器と言える。photo 機能に関して
はおまけ機能であり、予算によっては通常の iPod モデルを選択す
る事も良いと思われるが、どうやらアップルの展開はモデル数を
減らし大容量のものは必然的に photo 機能を有する様なラインナ
ップとなっている。iPod mini や iPod shuffle との住み分けからく
るものであると推測されるが、価格の差の割に機能的な伸びは
少ないように感じられる。携帯オーティオにシンプルさを求める
のであれば軽量で取り扱いに困らない iPod suffle を選択するのも
対コスト機能的に正しいのかも知れない。
とは言え iPod photo の最大の魅力は”質の高い製品を所有する
喜び”であり、外見的なデザインだけでなく機能的なインター
フェース・デザインも美しい。単に音楽を聴くための機材では無く
”身につけるもの”としてのアクセサリー要素も十分に兼ね備えた
品であり、その点が選択のポイントとなるかと思われる。
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